2012年7月11日水曜日

琵琶湖半周編(๑・ิω・ิ๑)

さて2日目。8日土曜日。メインイベント。


昨日の夜の天気予報では、午後から天気は若干回復するということでした。
今日の計画は、とにかく行ける所までいく、そして天気が悪くなったら
輪行する。以上。


7時には朝食を済ませ、8時前にはスタートしました。
同じ宿には、多くの中国人も宿泊していたようで
フロントで飛び交う、わからない言葉の中をぬけて
まずはタイヤに空気をいれます。


今回もチューブラーで来ていますので
毎朝、空気の補充は欠かせません。その代わりに最高の乗り心地が待っています。
ちなみに持参したタイヤは予備用2本とチューブラーテープです。
あと後輪のタイヤは出発前に新品と交換済みです。


空気を入れ終わったころから、ポツポツと雨が降ってきました。
早速、レインウェアを着用してのスタートとなりました。


一路、琵琶湖大橋を目指します。


琵琶湖大橋にはほどなく到着し、観覧車を横目に見ながら進みます。
すると変な音楽がひっきりなしに聞こえてきます。
なんだ、なんだと思っていたら、車が通るたびに道路から聞こえるようです。
そういう溝が道路に彫ってあるんですかね?


そして大橋を渡ると琵琶湖1周の旅が始まります。


最初は車道を走っていましたが、結構車も多く、
さらにトラック系が多かったので、すぐ横の自転車道を走ります。結構快適です。
雨もどうやらポツポツだけですし。「こりゃ今日はラッキー」かな?と
思っていました。


琵琶湖1周のルートは、丹波隆志さんの
「日本ベストサイクリングコース10」を参考にしています。


まずは、近江八幡をうろちょろ。こんな会社を見つけました。
メンソレータムとは違うようですが、、、


ここら辺は、古い町並みが残っていますね。


すると、今度はこんな看板が・・・彦根市薩摩町?
えっ薩摩町って、と思い先ほど調べてみると古代、薩摩隼人が住んでいたらしい。
ということは、鹿児島と所縁のある地方ということになります。


いやあ自転車って勉強になりますね~
まさに生きた勉強です。たぶん99%の鹿児島の方が知らない事実です。
もちろん、明日のテストには出ません。多分ヽ(;▽;)ノ



そして、彦根城・・・
ご覧下さい、写真の空が若干青くなっているのがおわかりいただけますでしょうか?
この時が一番幸せだったのかもしれません。


天気予報で言っていた「午後から回復に向かう、、、」そしてこの青空。
まかり間違っても、再び暗雲が立ち込めるなんて誰も想像しません。


それにしてもきれいな整備されたお城でした。
中には入っていません。周囲を回っただけですが
いい雰囲気でした。


さらに進み、長浜に到着です。
ここも古びた感じのいい家々が並んでいました。
そしてお祭りをやっていましたが、後の行程を考え素通りです。
だんだん、空が怪しくなってきました。


さて、その後長浜の町を出てしばらくすると暗雲が立ち込めます。
ちょっとずつ雨が降り出し、あっという間にすごい雨です。
風も出てきました。ちょうど琵琶湖の一番北のあたりです。


先ほど書いたように、トラックも多い道ですが
徐行なんてもちろんしてくれません。たまり水を跳ね飛ばして横を通過します。


さぁこっから1時間強。


大雨と突風とダンプと・・・格闘。
あまりのすごさに走ることができず、道の横の大きな木の下で雨宿りしましたが
雨宿りにすらならず、ぼ~と立ち尽くします。


「オレは、こんな誰もいないところで、雨にうたれ、風に吹かれ、
そしてたまにダンプにたまり水を引っ掛けられ
自転車を持ったまま何をやっているんだろう?」とボ~と立ち尽くすのです。


立ち尽くしたところで、雨はやみません。


気を取り直して再び雨の中、走り出します。
少なくともまだ先にある湖西線の「永原」駅まで行かないと輪行すら出来ません。


ガーミンで位置を確認したくても画面が水滴で見えません。
指で雨水をはらうように除くと、今度は画面が変わってしまいます。
同じようなことを何度も繰り返しながら走っていると
前方にコンクリートで出来たバス停待合小屋を発見ヽ(;▽;)ノ
早速、お邪魔します。


雨は相変わらず降り続き、小屋から見える2車線の狭い道を
ダンプと車が水溜りを撥ね飛ばしながら通り過ぎます。


さすがに今度は完全な雨宿りになりましたが
すでに身体はビショビショです。
昨日もずぶ濡れになり、今日もずぶ濡れ・・・さすがに風邪をひくのでは?
と思ったりもしましたが、それは杞憂。オレって結構元気みたいです。


20分ほど待機しましたが、雨は止む気配もなく
気を取り直して、再び雨の中へ突入します。


その後、やっと雨が小降りになってきて、するとJR永原駅が目の前に!(◎_◎;)
もうちょっと先に行こうとか、1周できないとか、考えることなく
駅に吸い込まれていきました。


吸い込まれると言っても、山の中の小さな駅です。
時刻表を見ると、1時間に1本電車が通っています。
で、次が45分。今の時間が30分。


ずぶ濡れで、なにもないこの駅で1時間待つのは辛そうなので
がんばりました。輪行袋詰め・・・12分でフィニッシュ。


残りあと3分。


改札口に行くと「時間がないから、電車の中でキップを買ってください」と
ありがたいお言葉。


ところが廊下のようなところを通り、横を見上げると
異常に長い階段が・・・クラッ(軽いめまい)もちろんエレベーターも無し。
とにかくすべらないように慎重に、上がります。


そして、ゴールと思ったら「コン、コン」とボトルが落ちた~
リュックから落ちた~階段で~下まで取りに行くのか?と振り返ったら
5段くらい下でひっかかって止まってました。


その後、電車で約1時間無事に京都にたどりつきました。
その夜、同窓会のあるその宿は、祇園畑中さん。
八坂神社のすぐ近くにある、その宿屋は最高でした。


また、後半戦は写真を撮る余裕もなく写真無しですが
本日の走行距離は約105km。琵琶湖1周はならず・・・無念。ということで。


しかも琵琶湖の写真がない・・・あ、1枚ありました。
琵琶湖って大きいから海みたいです。
このときも晴れていたんですけどね~